2018年より厚生労働省の医療広告ガイドラインにおいて自費診療にかかるリスクや副作用を公表することが求められております。
どのような治療においてもリスクのない医療はございません。
以下に矯正治療におけるリスクを挙げありますが、すべてのリスクや副作用が生じるわけではございません。
ご一読いただきますようよろしくお願いいたします。
- 矯正装置を装着した際、歯の痛み、知覚過敏、口内炎等による痛みが生じる可能性があります。また処置後2〜3日、長くても1週間程度咀嚼の際に痛みを生じる可能性がありますが、時間の経過とともにお痛みはなくなります。
- 矯正装置を装着すると装置の周囲は汚れが残りやすいため、通常よりもカリエス(むし歯)リスクが高まります。来院時にはお口の清掃を行いますが、矯正治療は基本的には月1回の通院のため、かかりつけ歯科医院での定期チェックをおすすめします。(3ヶ月に1度を目安)
- カリエス(むし歯)が発生した場合、矯正治療を中断し、かかりつけ歯科医院を受診していただきます。かかりつけ歯科がない場合は歯科医院をご紹介いたします。その場合、カリエス処置のために矯正治療の進行が遅くなる可能性があります。
- 矯正治療による歯の移動において、大小はありますが歯根吸収を伴う可能性があります。ただし、治療後の日常生活に支障はありません。
- 矯正治療による歯の移動中に歯と骨が癒着する可能性があります。
- 矯正治療による歯の移動中に歯髄炎が起こる可能性があります。
- 成人の矯正治療において、歯ならびのガタツキが強く、歯が重なっている箇所、歯周病などの影響により、矯正治療中に歯肉退縮、歯根露出が生じる可能性があります。
- 矯正治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出る可能性があります。
- 歯の動き方には個人差があるため、当初予定していた治療期間の延長、あるいは治療計画を変更する可能性があります。
- 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
- 矯正治療中に金属アレルギーの症状が出現する可能性があります。
- 固定装置撤去時、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- 固定装置撤去後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
- 矯正治療後、あごの成長発育にかみ合わせや歯ならびが変化する可能性があります。
- 矯正治療後、メンテナンスを怠ると元の状態に戻る傾向があります。再発防止のために保定装置の使用をお願いしております。また再発とは別に加齢や歯ぎしりなどの影響により咬み合わせは変化していきます。
- 治療後に親知らずが生えて、歯ならびが乱れる可能性があります。
- 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。